たとえボヤでもこんなところが壊れる

少し前のことですが、近くのマンションでボヤ騒ぎがありました。

そのマンションの地下1階店舗を管理していますが、ある朝近くを通ると消防車だらけ。 火元は2階部分で、まさに放水する直前でした。

事務所に戻ってスグに地下店舗に連絡したところ、大した火事では無いとのことでした。

翌日に様子を見に行ったところ火災保険の担当者が、現地を確認していました。共用部分は管理組合でも火災保険に加入しているので、もしかしたら管理費が値上げになるかも・・・と気になり、保険会社の担当者に声をかけました。

「(共用部分は)見た目はススで汚れた程度ですが、実は住戸の玄関ドアが何箇所凹んでいるところがあります」

どうして? と尋ねると、

消火活動時には消防員が各住戸を廻って住民を避難させます。その時は玄関チャイムを鳴らすのではなく、玄関ドアをバンバン蹴って「逃げてください!!」と大声で叫ぶようです。 チャイムだけでは聞こえなかったり、居留守をする人もいてるので、とにかくバンバン蹴るとの事。その消防員の靴はとても硬くて丈夫で重たい。

そりゃ鉄の玄関ドアも凹みます。 よく見ると何箇所か玄関ドアの足元付近がボコボコ。 命に関わることなので仕方がありません。

いまのところ保険の値上げの話はありませんが、消防員も大変です。