アナログもいい!!

少し前のことですが、平成30年9月29日号の朝日新聞の「be on Saturday」の記事にベトナム戦争で撮影された「ナパーム弾の少女」の被写体の女性が、カナダへ亡命した経路の記事が載っていました。
新聞を開くと、舞台となったカングー国際空港の写真が大きく目に飛び込んできます。
夜明けの写真で、空を覆っていた雲が赤く染まっています。

「朝日新聞デジタル版」リンク(記事は有料会員のみ)

夜明け前の静けさと、これからの期待と不安がドロっと混ざった感じが伝わってきます。記事はカナダへの亡命について、書かれています。

ベトナム戦争は終わったが、被写体の女性には激しい体の痛みや心の苦しみとの闘いが続く。 ベトナムを何とか離れたいと考えるうち86年、同じ社会主義国キューバへ留学。 しかし常に監視の目が光っていました。
そしてカナダが移民や難民の受け入れに寛容だと知り、カナダへ亡命を計画。 旅客機が給油で立ち寄るカナダで亡命申請をすることに。

モスクワへの新婚旅行の途中で、給油のためカナダのガンダー国際空港に寄港。 再搭乗までわずか約1時間。どうすれば亡命申請できるか見当もつかず、緊張と恐怖、パニックが同時にやってくる。
トイレにこもったりしたが、いずれ気づかれるので待合室へ。
視線の先にドアが見えた。そしてドアを開けて・・・。
記事を読んでいると、緊張と安堵が伝わってきます!

あーもっと活字を読みたい!!(本をあまり読んでいないので)

残念ながらその新聞を処分してしまったので、後にデジタル版で読んでみたところ、新聞で読んだときのような臨場感が全く伝わってこない!!
そう、あの大きな1枚の写真がとても大切な役割をしていたのです。

新聞を開いて見るのも大切かな?